テクニカル一致度の採点基準|30秒診断スコアの配点ロジックを完全公開
「テクニカル一致度 73.4 って、 何をどう採点してこの数字になっているの?」
本ページでは、 ダウ理論ナビ「30 秒診断」 で表示されるスコアの配点ロジックを 100% 公開します。 6 指標 × 配点 × 正規化までブラックボックスなし。 約 3,693 銘柄すべてがユニークな順位を持つ仕組みも図解します。
この記事でわかること
- テクニカル一致度スコア(0〜99.9)の正体
- ダウ理論 30 点・Fib 20 点・エリオット 20 点・RSI/MACD/ADX 各 10 点の配点根拠
- なぜ約 3,693 銘柄すべてがユニーク順位を持つのか
- スコアの色分け(緑 / 黄 / 赤)と読み方
- 「スコア高 = 買い推奨」 ではない理由
テクニカル一致度スコアとは
テクニカル一致度スコアは、ダウ理論ナビが独自に算出している「複数のテクニカル指標がどれだけ同じ方向を向いているか」を 0〜99.9 で数値化した指標です。 30 秒診断や個別銘柄ページのスコアバッジで表示されます。
テクニカル一致度は「指標がどれだけ揃っているか」 を数値化したものです。 スコアが高くても、 それが将来の値動きを保証するものではなく、 投資判断の材料の 1 つに過ぎません。
スコアは以下の 3 つの時間軸で算出します。 30 秒診断では主に日足スコアを表示し、 個別銘柄ページでは 3 つの時間軸を並列表示しています。
- 日足スコア(6 指標)─ 短期〜中期のテクニカル評価
- 週足スコア(3 指標)─ 中期〜長期トレンドの評価
- 月足スコア(2 指標)─ 長期方向性の評価
配点ピラミッド ─ 6 指標の重み付け
日足スコアの配点は、 テクニカル分析における各指標の重要度に応じてピラミッド型に重み付けしています。
図1:日足スコアの配点ピラミッド。ダウ理論を最上位に、フィボナッチ + エリオット波動を準主役、RSI/MACD/ADX を補助指標として配点
テクニカル分析の世界には数百の指標がありますが、 「現在のトレンドの方向」 を判定できなければ、 どの指標も活きません。 ダウ理論は 130 年使われ続けるトレンド判定の大黒柱であり、 配点の最大シェアを与えています。
日足スコア(6 指標・0〜99.9 点)
日足スコアは以下の 6 指標を合算し、 0〜99.9 に正規化した値です。
| 指標 | 配点 | 採点方式 |
|---|---|---|
| ダウ理論ステータス | 30 点 | 上昇中 +30 / 新トレンド +20 / 持ち合い +10 / サポート接近 +5 / 様子見 0 / 上昇終了 -10 / 下降中 -20 |
| フィボナッチフェーズ | 20 点 | 61.8% 突破 +18〜20 / 上回る +14 / 接近中 +10〜12 / ゾーン内 +6 / 下回る 0 / 崩壊 -8 ※ Fib 水準への距離に応じて +0〜2 点のボーナス(連続値) |
| エリオット波動 | 20 点 | 第 3 波 +20 / 第 1 波 +12 / 第 2 波 +8 / 第 5 波 +5 / 第 4 波 +3 / それ以外 0 ※ ルール信頼度で調整: 全ルール合格 = 100% / 一部未達 = 50% / ルール違反複数 = 0% |
| RSI(14) | 10 点 | 連続スコア: 50〜65 が最高(+7〜10)/ 40〜50(+3〜7)/ 65 超は減点方向 ※ 実数値をそのまま使用。RSI 52.3 と RSI 58.7 で異なるスコア |
| MACD | 10 点 | 連続スコア: プラス圏は +5〜10(対数スケール)/ マイナス圏は +0〜2 ※ MACD ヒストグラムの実数値を使用 |
| ADX | 10 点 | 連続スコア: 40 以上 +10 / 25〜40 +6〜10 / 15〜25 +2〜6 / 15 未満 +0〜2 ※ ADX の実数値を使用 |
※ 各指標の合計を理論的な最大・最小値に基づいて 0〜99.9 に正規化。 さらに変動率 ・RSI ・銘柄コードで微調整し、 全銘柄がユニークな順位になる設計です。
週足 / 月足スコア
個別銘柄ページでは、 日足スコアに加えて週足 / 月足スコアも並列表示しています。 上位時間軸ほどトレンドの信頼性が高いため、 3 時間軸が同方向に揃ったときが最も強いシグナルとなります。
週足スコア(3 指標・0〜99.9 点)
| 指標 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|
| ダウ理論ステータス | 30 点 | 日足と同じ基準 |
| フィボナッチフェーズ | 20 点 | 日足と同じ基準(距離ボーナス含む) |
| エリオット波動(週足) | 20 点 | 日足と同じ基準 |
月足スコア(2 指標・0〜99.9 点)
| 指標 | 配点 | 備考 |
|---|---|---|
| ダウ理論ステータス | 30 点 | 日足と同じ基準 |
| エリオット波動(月足) | 20 点 | 日足と同じ基準 |
なぜ全銘柄がユニーク順位を持つのか
ダウ理論ナビでは、 約 3,693 銘柄すべてが日足スコアで同率なしのユニーク順位を持ちます。 これは、 RSI ・MACD ・ADX を離散値ではなく連続スコアとして採用しているためです。
図2:離散スコア(左)と連続スコア(右)の比較。連続スコア採用により全 3,693 銘柄がユニーク順位を持つ
スコア帯と色分け
スコアは数値とともに 3 つの色帯で表示されます。 一目で「指標の揃い具合」 が把握できる設計です。
図3:スコア帯と色分け。0〜39.9(赤)、40〜69.9(黄)、70〜99.9(緑)の 3 段階
順位アイコン
日足スコアの順位に応じて、 一覧表示時にアイコンを付与します。
| 順位 | アイコン | 意味 |
|---|---|---|
| 1〜10 位 | 🥇 | 本日のトップクラス |
| 11〜100 位 | 🏆 | 上位 2.7% 圏内 |
| 101〜500 位 | ⭐ | 注目クラス |
| 501〜1,000 位 | 📈 | 中位 |
| 1,001 位以降 | 📊 | 標準 |
配点の根拠と暫定性
ダウ理論に最も大きな配点(30 点)を置いているのは、トレンドの方向が最も重要な判断材料だからです。 フィボナッチとエリオット波動(各 20 点)は価格位置と波動構造を評価し、 RSI ・MACD ・ADX(各 10 点)はトレンドの勢いと持続性を測る補助指標として位置づけています。
RSI ・MACD ・ADX は離散値(+10 か 0 か)ではなく、実数値をそのまま使った連続スコアを採用しています。 これにより RSI 52.3 と RSI 58.7 で異なるスコアが算出され、 全銘柄がユニークな順位を持ちます。
現在の配点は、 テクニカル分析の一般的な重要度に基づく暫定値です。 データ蓄積に伴い、 過去の的中率をもとにバックテストを行い、 配点を最適化していく予定です。 配点が更新された場合はこのページで公開します。
注意事項 ・ 免責
- テクニカル一致度は独自指標であり、 業界標準ではありません。
- スコアが高い = 買い推奨ではありません。 指標の方向一致度を数値化したものです。
- 将来の株価を予測 ・保証するものではありません。
- 投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
よくある質問
テクニカル一致度スコアとは何ですか?
複数のテクニカル指標(ダウ理論・フィボナッチ・エリオット波動・RSI・MACD・ADX)が同じ方向を向いている度合いを 0〜99.9 で数値化した独自の指標です。スコアが高い=買い推奨ではなく、指標が揃っている度合いを示すものです。
なぜ全銘柄がユニークな順位を持つのですか?
RSI・MACD・ADX は離散値(+10 か 0 か)ではなく実数値をそのまま使った連続スコアを採用しているため、たとえば RSI 52.3 と RSI 58.7 では異なるスコアが算出されます。これにより約 3,693 銘柄すべてがユニークな順位を持ちます。
ダウ理論に最も大きな配点(30 点)を置いている理由は?
テクニカル分析において、トレンドの方向が最も重要な判断材料だからです。フィボナッチとエリオット波動(各 20 点)は価格位置と波動構造を評価する指標として、RSI・MACD・ADX(各 10 点)はトレンドの勢いと持続性の補助指標として位置づけています。
参照文献・データソース
データソース
- 株価データ: J-Quants API(JPX 総研 ・東京証券取引所公式)
- 銘柄情報: 東京証券取引所 上場銘柄一覧(プライム ・スタンダード ・グロース市場 約 3,693 銘柄)
- 更新頻度: 毎営業日 16 時頃に全銘柄を自動更新
参考文献
- Charles H. Dow ─ ダウ理論(Wall Street Journal, 1900 年代)
- Ralph N. Elliott ─ エリオット波動理論(1938)
- Leonardo Fibonacci ─ フィボナッチ数列(1202)
- J. Welles Wilder Jr. ─ RSI ・ADX(「New Concepts in Technical Trading Systems」 1978)
- Gerald Appel ─ MACD(1970 年代)