LESSON 02

トレンドとは?上昇・下降の見分け方をやさしく解説

約7分で読めます ダウ理論ナビ編集部

トレンドとは何か?

トレンドとは、株価が一定の方向に動き続ける状態のことです。上に動き続ければ「上昇トレンド」、下に動き続ければ「下降トレンド」と呼びます。

株価は一直線には動きません。上がったり下がったりを繰り返しながら、全体として一方向に進んでいきます。このジグザグの動きのなかに規則性を見つけるのがトレンド分析の核心です。

「トレンドに逆らうな」は投資の格言のひとつ。上昇トレンド中は買い、下降トレンド中は売り(または様子見)が基本の戦略です。

上昇トレンドの定義

ダウ理論における上昇トレンドの定義は明確です。「高値が切り上がり、安値も切り上がっている状態」です。つまり、押し目(一時的な下落)のたびに前回より高い位置で反発し、その後さらに高い高値を更新していく動きです。

上昇トレンド ─ 高値・安値の切り上がり 高値1 安値1(押し安値) 高値2 ↑ 安値2 ↑ 高値3 ↑ 安値3 ↑ トレンドライン

押し安値(おしやすね)とは

上昇トレンドの途中で一時的に価格が下がったときの安値を「押し安値」と呼びます。この押し安値は非常に重要で、ここが前回安値を下回らないことが上昇トレンド継続の条件です。

押し安値は「買いのチャンス」でもあります。上昇トレンド中に押し安値付近まで下がったら、そこが「押し目買い」のエントリーポイント候補になります。

下降トレンドの定義

下降トレンドは上昇トレンドの逆です。「高値が切り下がり、安値も切り下がっている状態」です。反発(一時的な上昇)のたびに前回より低い位置で折り返し、さらに深く下落していきます。

戻り高値(もどりたかね)とは

下降トレンドの途中で一時的に価格が上がったときの高値を「戻り高値」と呼びます。この戻り高値が前回高値を超えないことが下降トレンド継続の条件です。

トレンドの種類高値の動き安値の動き基本戦略
上昇トレンド切り上がり切り上がり押し目買い
下降トレンド切り下がり切り下がり戻り売り / 様子見
レンジ(横ばい)ほぼ水平ほぼ水平様子見
レンジ相場(横ばい)のときにエントリーすると、上にも下にも動かずストレスがたまります。明確なトレンドが発生するまで待つのも立派な戦略です。

トレンド転換のサインを見逃すな

トレンドは永遠に続くわけではありません。上昇トレンドが終わるサインは「安値が前回安値を下回ること」です。特に、最後の押し安値(=直近の最高値を作った起点の安値)を割り込むと、トレンド転換の可能性が高まります。

実践での確認ポイント

日々のチャートで以下を確認する習慣をつけましょう。

1. 直近の高値と安値をマークする
2. 高値・安値が切り上がっているか(上昇)、切り下がっているか(下降)を判断
3. 押し安値・戻り高値のラインを引き、そこを割り込んでいないかチェック

まとめ

Lesson 02 のポイント
・上昇トレンド=高値・安値が切り上がる状態
・下降トレンド=高値・安値が切り下がる状態
・押し安値と戻り高値がトレンド判断のカギ
・次のレッスンでは、押し目買いの具体的な手法を学びます
もっと詳しく: トレンド分析の完全解説記事を読む →

理解度チェック

Q1. 上昇トレンドの定義は?

高値が切り上がり、安値も切り上がっている状態 ─ どちらか一方だけでは不十分で、両方が切り上がっていることが条件です。

Q2. 上昇トレンドが終わるサインは何?

安値が前回安値(押し安値)を下回ること ─ 特に直近の高値を形成した起点となる押し安値を割り込むと、トレンド転換の可能性が高いです。

トレンド判定を自動でチェック

ダウ理論ナビなら、日本株のトレンド状態を毎日自動で判定。上昇トレンドの銘柄をかんたんに見つけられます。

ダウ理論ナビを使ってみる

目次

トレンドとは何か? 上昇トレンドの定義 下降トレンドの定義 トレンド転換のサイン まとめ