トレンド転換とは?見極める重要性
ダウ理論の第6法則「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」は、裏を返せば転換シグナルが出たら即座に対応すべきということです。このレッスンでは、上昇トレンドが終わるときに現れる5つのシグナルを学びます。
5つのシグナル一覧図
シグナル1: 押し目安値の割れ(最重要)
ダウ理論の核心: 安値切り下がり
上昇トレンド中は「高値・安値がともに切り上がる」のが条件です。直近の押し目安値を割り込んだ瞬間、この条件が崩れ、トレンド転換の可能性が高まります。5つの中で最も信頼性が高いシグナルです。
シグナル2: デッドクロス
移動平均線の交差
短期移動平均線(5日線・25日線)が長期移動平均線(75日線・200日線)を上から下に突き抜ける現象です。「ゴールデンクロス」の逆パターンで、売りシグナルとして広く使われます。
シグナル3: 出来高の変化
ダウ理論第5法則: 出来高でトレンドを確認
健全な上昇トレンドでは、上昇時に出来高が増え、調整時に減ります。この関係が崩れ、上昇しているのに出来高が減少し始めたら、トレンドの勢いが衰えているサインです。
シグナル4: ダイバージェンス
株価とオシレーターの乖離
株価が新高値をつけているのに、RSIやMACDなどのオシレーターが前回高値を超えていない状態です。「見かけ上は上昇しているが、内部的な勢いは弱まっている」ことを示します。
シグナル5: チャートパターン(天井形成)
ダブルトップ・ヘッドアンドショルダー
同じ水準で2回(ダブルトップ)または3回(トリプルトップ / ヘッドアンドショルダー)跳ね返されるパターンは、そこに強い抵抗線があることを示します。ネックライン割れで転換確定です。
複数シグナルの組み合わせ
1つのシグナルだけで判断するのはリスクがあります。2つ以上のシグナルが同時に出現した場合、トレンド転換の確度は格段に上がります。
理解度チェック
ダウ理論でトレンド転換と判断される最も重要なシグナルは何ですか?
上昇トレンドの定義「高値・安値がともに切り上がる」が崩れた瞬間がトレンド転換のシグナルです。これがダウ理論で最も重視されるポイントです。
ダイバージェンスとはどのような状態を指しますか?
株価の動きとテクニカル指標が逆方向に動く「乖離」のことです。トレンドの勢いが内部的に弱まっていることを示す先行シグナルです。