東証 3,693 銘柄を分類 ─ 強気はわずか 15%、勝ち筋はどこ|ダウ理論×84 法則による分類結果【2026 年 5 月 5 日版】
公開: 2026 年 5 月 5 日 / 著者: のん(ダウ理論ナビ運営者) / データ更新: 2026 年 5 月 4 日
「市場全体は今、上昇局面?下降局面?」 ─ 感情ではなく数字で把握する。
東証プライム・スタンダード・グロース全 3,693 銘柄をダウ理論×84 法則で機械的に分類した、2026 年 5 月時点の最新分布データ。
「下降中」 が 42.3% (1,562 銘柄)で最多。市場全体としては中立〜やや弱気の局面。ただし、レアシグナル active 銘柄が 18 件あり、個別では絶好のエントリーチャンス銘柄が見つかります。
サイト全体概要(2026-05-04 時点)
まず全体像から。
- 分析対象: 3,693 銘柄(東証プライム・スタンダード・グロース)
- データ期間: 過去最大 18 年(2008 年〜)
- 更新時刻: 毎営業日 16 時頃 JST
- データ源: JQuants API(JPX 総研提供) + Premium データ
- 分類手法: ダウ理論×84 法則ベースの機械的判定
7 段階ステータス分布
各銘柄を、ダウ理論の核心(押し安値・戻り高値・トレンドの方向性)を基に 7 つに分類した結果です。
| ステータス | 銘柄数 | 割合 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 🔴 下降中 | 1,562 | 42.3% | 戻り高値が抵抗の下降トレンド継続 |
| 🟠 サポート接近 | 599 | 16.2% | 上昇中だが押し安値接近・分岐点 |
| ⚪ 様子見 | 565 | 15.3% | いずれにも該当しない中立 |
| 🟢 上昇中 | 311 | 8.4% | 押し安値が更新されている上昇トレンド継続 |
| 🟠 上昇終了 | 282 | 7.6% | 押し安値割れによるトレンド終了直後 |
| 🟣 新トレンド候補 | 266 | 7.2% | 下降後に戻り高値突破・上昇転換初動 |
| 🔵 持ち合い | 108 | 2.9% | 高値・安値更新なくレンジ推移 |
注目ポイント
- 「上昇中」 は 311 銘柄(8.4%) ─ 真の上昇トレンドにある銘柄は意外と少数。「全銘柄の 1 割未満」 という厳格な基準
- 「新トレンド候補」 が 266 銘柄(7.2%) ─ 上昇転換の初動を捉えた銘柄。「上昇中」 の手前にいる候補
- 「下降中」 が 42% で最多 ─ 市場全体としては弱気優勢の局面
- 強気合計(上昇中 + 新トレンド候補)= 577 銘柄(15.6%) ─ 株式市場で「真に強気」 とされる銘柄の比率
レアシグナル状態分布
銘柄固有のレアシグナル(過去 18 年で 84 法則ペアが勝率 70% + 独立 5 件以上発動)を持つ銘柄の現在状態:
| 状態 | 銘柄数 | 意味 |
|---|---|---|
| 🏆 active(発動中) | 18 | 条件達成・最大エントリーチャンス |
| 🔥 recent(直近発動済) | 15 | 数日前に発動・押し目検討 |
| 🎯 approaching(接近中) | 3 | あと一歩で発動・ウォッチリスト |
| ❄️ waiting(待機中) | 168 | 条件未達・参考データ |
| 合計 | 203 | 全銘柄の 5.5% に固有のレアシグナル |
注目すべきは、レアシグナル該当 203 銘柄が東証全体の 5.5% に過ぎないこと。残り 94.5% の銘柄は、過去 18 年データでは「個別最適化された強いパターン」 が確認できていません。
これは、ダウ理論ナビが「個別性で勝負する」 という方針を貫いているためです。「全銘柄に何らかのシグナルを出す」 ことは可能ですが、それは精度の犠牲です。
セクター別 強気率 TOP 10(2026-05-04)
33 業種別の強気率(上昇中 + 新トレンド候補の比率)を見ると、資金がどのセクターに流れているかが分かります。
| 順 | セクター | 強気率 | 全銘柄数 |
|---|---|---|---|
| 1 | 銀行業 | 35.0% | 80 |
| 2 | ガラス・土石製品 | 33.0% | 49 |
| 3 | 電気機器 | 32.0% | 226 |
| 4 | 機械 | 27.0% | 208 |
| 5 | 証券・商品先物取引業 | 22.0% | 37 |
| 6 | 鉱業 | 20.0% | 5 |
| 7 | 非鉄金属 | 18.0% | 33 |
| 8 | 電気・ガス業 | 18.0% | 28 |
| 9 | 情報・通信業 | 16.0% | 598 |
| 10 | 化学 | 16.0% | 201 |
本日(2026-05-04)時点では、銀行業 35%が圧倒的に強気率トップ。これは金利上昇局面の影響と推測されます。続いて、ガラス・土石製品(33%)、電気機器(32%)も健闘。
注意したいのは、強気率と銘柄数のバランスです。鉱業は強気率 20% ですが全 5 銘柄しかなく、サンプルサイズが小さすぎて信頼性が低いです。一方、電気機器(226 銘柄)、情報・通信業(598 銘柄)は母数が大きく、強気率が高ければ「広く資金が入っている」 という意味になります。
レアシグナル active 銘柄のセクター別分布
本日新たに発動したレアシグナル active 銘柄(18 件)はどのセクターに集中しているか:
| セクター | active 件数 |
|---|---|
| 情報・通信業 | 6 |
| 精密機器 | 3 |
| 医薬品 | 2 |
| 小売業 | 1 |
| サービス業 | 1 |
| 卸売業 | 1 |
| 繊維製品 | 1 |
| 電気機器 | 1 |
| 非鉄金属 | 1 |
| 機械 | 1 |
情報・通信業が 6 件で最多。同セクターの強気率は 16% と中位ですが、レアシグナル active 銘柄数では圧倒的トップという興味深い構造です。マクロのトレンド(セクター強気率)とミクロの個別最適(レアシグナル active)が必ずしも一致しないことが分かります。
過去 18 年の累計実績 TOP 5
累計超過リターン(独立件数 × 平均超過リターン)で見た TOP 5:
| 順 | 銘柄(セクター) | 法則ペア | 独立件数 | 勝率 | 累計超過 R |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | スカイマーク(9204) 空運業 | 垂直上昇 + 遷移期 | 5 | 80% | +8,420% |
| 2 | FRONTEO(2158) 情報・通信業 | 月足時間調整 + 垂直上昇 | 15 | 80% | +1,049% |
| 3 | レナサイエンス(4889) 医薬品 | 月足逆張り + 20MA レンジ | 4 | 75% | +955% |
| 4 | ビューティカダン HD(3041) サービス業 | 月足時間調整 + 全 TF 整列 | 8 | 87.5% | +854% |
| 5 | 日本マイクロニクス(6871) 電気機器 | 垂直上昇 + BB スクイーズ | 17 | 70.6% | +773% |
5 銘柄すべてで法則ペアが異なります。これは「各銘柄に固有の癖」 を機械的に発見した結果です。「同じ法則を全銘柄に適用する」 旧来の手法では発見できないパターンです。
このデータの活用法
1. 市場全体の局面把握
強気合計(上昇中 + 新トレンド候補)が 15.6% という数字を覚えておけば、別の日にこの数字が 25% に上昇していたら「相場全体が活発化している」、5% に下落していたら「相場全体が冷えている」 と判断できます。
2. セクターローテーション
強気率 TOP セクターを定期的に観察すると、「資金がどのセクターに流れているか」 がリアルタイム把握できます。/sector/ ページで毎営業日更新中。
3. 個別銘柄の精度向上
気になる銘柄が「上昇中(311 銘柄の 1 つ)」 か「下降中(1,562 銘柄の 1 つ)」 かを把握することで、ベース判断の精度が大幅に上がります。
4. レアシグナル発動を待つ
本日 active 18 銘柄は最大エントリーチャンス。/ranking/#active で確認できます。明日も active 状態の銘柄が変わるため、毎営業日チェックを推奨します。
注意事項
- 本記事の数値は 2026 年 5 月 4 日時点のスナップショット。最新は /sector/ /ranking/ で確認してください
- 分布は毎営業日変化します(株価変動 + ステータス再判定)
- 過去のパターンは将来の利益を保証しません
- 当サイトは投資助言業ではなく、機械的算出結果を提供するツールです
まとめ
- 東証 3,693 銘柄をダウ理論×84 法則で機械的に分類
- 7 段階ステータス: 上昇中 311(8.4%)・下降中 1,562(42%)・新トレンド候補 266(7.2%)等
- 強気合計 = 15.6%(中立〜やや弱気の市場局面)
- レアシグナル該当 = 全体の 5.5%(203 銘柄・厳格な個別最適)
- 本日 active = 18 銘柄(情報・通信業 6 件で最多)
- セクター強気率 TOP3: 銀行業 35% / ガラス土石 33% / 電気機器 32%
- 累計実績 TOP5 はそれぞれ異なる法則ペアで個別最適化されている
「市場の今を数字で把握する」 ことが、感情的な売買から脱出する第一歩です。本記事のデータを参考に、20 秒診断で気になる銘柄を確認してみてください。