Fib接近ランキングとは?フィボナッチ反発ゾーンの見方と活用法
Fib接近ランキングとは、フィボナッチ50%の反発ゾーンに最も近い銘柄を一覧表示するダウナビ独自のランキングである。この水準で反発が起きやすいため、押し目買いの候補を効率よく発見できる。
1. Fib接近ランキングとは
Fib接近ランキングは、東証全銘柄を対象に、現在の株価がフィボナッチ・リトレースメント50%水準にどれだけ近いかを計算し、距離が近い順にソートしたランキングである。
フィボナッチ・リトレースメントとは、直近の上昇波(安値から高値)に対して、どの程度の押し(下落)が入ったかを比率で表す指標だ。38.2%、50%、61.8%の3つが代表的な水準であり、このうち50%は最も多くのトレーダーが意識するため、反発が起きやすい。
ランキング上位の銘柄は「ちょうど50%付近まで押してきた銘柄」であり、押し目買いの候補として注目に値する。
2. なぜフィボナッチ50%が重要なのか
フィボナッチ50%は「半値押し」とも呼ばれ、古くから相場の世界で意識されてきた水準である。上昇幅の半分まで押した地点は、「利益確定売りが一巡し、再び買いが入りやすい」水準とされている。
テクニカル分析において、多くの市場参加者が同じ水準を意識すること自体が、その水準での反発を生む原因になる。いわゆる「自己実現的予言」の効果だ。実際、上昇トレンド中の銘柄が50%付近で反発するケースは統計的にも多い。
3. ランキングの見方と使い方
ランキングには銘柄コード・銘柄名・現在値・Fib50%水準・乖離率が表示される。使い方のポイントは以下の通りだ。
このランキングは単体で使うのではなく、ダウ理論のトレンド判定と組み合わせることで真価を発揮する。「上昇トレンド中 + Fib50%接近」の銘柄を優先的にチェックするのが効率的だ。
4. 昨日の結果の読み方
ダウナビでは「昨日のFib接近ランキング上位銘柄が翌日どうなったか」を確認できる。ランキングに入った翌日に反発していれば、Fib50%が機能した証拠になる。逆に反発せず下落が続いた銘柄は、トレンド自体が弱い可能性がある。
昨日の結果を日々チェックすることで、フィボナッチ50%の反発精度を自分の目で検証できる。これが「なんとなくの勘」ではなく、データに基づいた投資判断につながる。
5. まとめ
Fib接近ランキングは、押し目買いの候補銘柄を効率的に発見するためのツールである。フィボナッチ50%は多くのトレーダーが意識する水準であり、上昇トレンド中の銘柄がこの水準まで押した場合、反発する確率が高い。ダウ理論のトレンド判定と併用し、昨日の結果で精度を検証しながら活用してほしい。
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参照文献・データソース
データソース
- 株価データ: J-Quants API(JPX総研・東京証券取引所公式)
- 銘柄情報: 東京証券取引所 上場銘柄一覧(プライム・スタンダード・グロース市場 約3,693銘柄)
- 更新頻度: 毎営業日16時頃に全銘柄を自動更新
参考文献
- Charles H. Dow — ダウ理論(Wall Street Journal, 1900年代)
- William P. Hamilton — 「The Stock Market Barometer」(1922)
- Ralph N. Elliott — エリオット波動理論(1938)
- Leonardo Fibonacci — フィボナッチ数列(1202)
- John Bollinger — ボリンジャーバンド(1980年代)
- J. Welles Wilder Jr. — RSI・ADX(「New Concepts in Technical Trading Systems」1978)
- Gerald Appel — MACD(1970年代)