3軸スコア(DTNスコア)とは?ダウ理論×フィボナッチ×エリオットの統合判定
3軸スコア(DTNスコア)とは、ダウ理論(40点)・フィボナッチ(30点)・エリオット波動(30点)の3つの理論を0-100の数値に統合したダウナビ独自の指標である。
1. DTNスコアとは
DTNスコアは「Dow Theory Navi Score」の略で、3つのテクニカル理論による分析結果を1つの数値にまとめたものである。銘柄ごとに0〜100点で算出され、点数が高いほどテクニカル的に強い(買いに優位な)状態を意味する。
1つの理論だけでは見落としがちなシグナルも、3つの理論を組み合わせることで総合的な判断が可能になる。これがDTNスコアの最大の価値だ。
2. 3軸の配点と計算ロジック
| 軸 | 配点 | 評価内容 |
|---|---|---|
| ダウ理論 | 40点 | トレンド方向・押し安値との距離・高値安値の切り上げ状況 |
| フィボナッチ | 30点 | Fib水準との位置関係・反発の有無・リトレースメント深度 |
| エリオット波動 | 30点 | 推進波の段階・修正波の深さ・波動カウントの進行度 |
ダウ理論の配点が最も高い理由は、トレンドの方向性が投資判断の土台だからだ。フィボナッチとエリオットはトレンドの「位置」と「段階」を示す補助軸として、それぞれ30点ずつ配分されている。
各軸のスコアは機械的に算出されるため、人間の主観や感情が入り込む余地がない。これが「なんとなく良さそう」ではなく、数値に基づいた判断を可能にする。
3. スコアの読み方(何点以上なら注目か)
| スコア帯 | 判定 | 意味 |
|---|---|---|
| 80〜100点 | 非常に強い | 3軸すべてが買いを支持。最も注目度が高い |
| 60〜79点 | やや強い | 2軸以上が買いを支持。候補リスト入り |
| 40〜59点 | 中立 | 方向感が定まらない。様子見が無難 |
| 20〜39点 | やや弱い | 2軸以上が弱気。保有中なら注意 |
| 0〜19点 | 非常に弱い | 3軸すべてが弱気。買いは見送り |
4. ランキングの活用法
DTNスコアランキングは、東証全銘柄をスコア順にソートした一覧である。活用法は主に2つある。
活用法1: 買い候補の絞り込み — スコア上位の銘柄は3つの理論すべてが強気を示しており、テクニカル的に最も有望な銘柄群である。ここから業種やファンダメンタルズで最終的な絞り込みを行うのが効率的だ。
活用法2: 保有銘柄の健康診断 — 保有銘柄のスコアが低下傾向にある場合、テクニカル的な環境が悪化している可能性がある。スコアが40点を下回ったら、損切りやポジション縮小を検討する材料になる。
5. まとめ
DTNスコアは、ダウ理論・フィボナッチ・エリオット波動の3軸を0〜100点に統合した唯一無二の指標である。1つの理論だけに頼らず、3つの視点から総合的に銘柄の強さを評価できる。買い候補の発見にも、保有銘柄のリスク管理にも活用してほしい。
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参照文献・データソース
データソース
- 株価データ: J-Quants API(JPX総研・東京証券取引所公式)
- 銘柄情報: 東京証券取引所 上場銘柄一覧(プライム・スタンダード・グロース市場 約3,693銘柄)
- 更新頻度: 毎営業日16時頃に全銘柄を自動更新
参考文献
- Charles H. Dow — ダウ理論(Wall Street Journal, 1900年代)
- William P. Hamilton — 「The Stock Market Barometer」(1922)
- Ralph N. Elliott — エリオット波動理論(1938)
- Leonardo Fibonacci — フィボナッチ数列(1202)
- John Bollinger — ボリンジャーバンド(1980年代)
- J. Welles Wilder Jr. — RSI・ADX(「New Concepts in Technical Trading Systems」1978)
- Gerald Appel — MACD(1970年代)